bring up
/ brɪŋ ʌp /
"bring up" は、「話題にする」「育てる」という意味を持つ動詞句です。
会話の中で新しいトピックを提起する際や、子供を養育する過程を表現する際に使用されます。
単に「言及する」ことを意味する "mention" とは異なり、"bring up" には 「積極的に取り上げる」「注意を引く」 といったニュアンスが含まれます。
意味
話題やテーマを議論のために挙げる
子供を育てる、または誰かを教育する
使い分け
bring up と mention の違い
bring upは、話題を提起することを意味しますが、特にその話題が重要だったり、敏感なものである場合に使われることが多いです。対して、mentionは単に何かを言及することを指し、あまり重みのない話題にも使われます。
She decided to bring up her concerns during the meeting.
彼女は会議中に自分の懸念を提起することに決めた。
He just mentioned the weather in passing.
彼はただ天気について軽く言及しただけだった。
bring up と raise の違い
raiseは、一般的には何かを持ち上げるという物理的な意味合いがありますが、話題や問題を提起する時にも使われます。ただし、bring upはよりカジュアルで、日常的な会話でよく使われる表現です。raiseはフォーマルな場面や文書で使用されることが多いです。
She raised the issue of budget cuts in the meeting.
彼女は会議で予算削減の問題を提起した。
It's not appropriate to bring up politics at dinner.
夕食中に政治の話題を持ち出すのは適切ではない。
bring up と introduce の違い
introduceは、新しい人やアイデアを他の人に紹介することを意味します。一方で、bring upは既に存在する話題や問題を取り上げることに焦点を当てています。つまり、introduceは新しい要素の追加に関連し、bring upは既存の要素についての言及です。
He will introduce the new team members at the start of the meeting.
彼は会議の最初に新しいチームメンバーを紹介する予定です。
I want to bring up a topic we've discussed before.
以前に話し合ったトピックを持ち出したい。
用例
bring up a topic B1
話題を持ち出す
She decided to bring up the topic of climate change during the meeting.
彼女は会議中に気候変動の話題を持ち出すことに決めた。
bring up children A2
子供を育てる
They worked hard to bring up their children well.
彼らは子供を立派に育てるために一生懸命働いた。
bring up an issue B2
問題を提起する
He brought up an issue that needed immediate attention.
彼はすぐに対処が必要な問題を提起した。
bring up a question B1
質問を持ち出す
I want to bring up a question about the project deadline.
プロジェクトの締切について質問を持ち出したい。
bring up a concern B2
懸念を表明する
She brought up a concern regarding the safety measures.
彼女は安全対策に関する懸念を表明した。
bring up a suggestion B1
提案を持ち出す
He brought up a suggestion to improve team communication.
彼はチームのコミュニケーションを改善するための提案を持ち出した。
bring up the past B2
過去の出来事を持ち出す
It's not helpful to bring up the past during our discussions.
私たちの議論の中で過去のことを持ち出すのは役に立たない。
bring up a debate C1
議論を持ち出す
The speaker brought up a debate on climate policy.
講演者は気候政策についての議論を持ち出した。
語源
「bring up」の語源を探ると、英語の「bring」と「up」という二つの要素に分けることができます。
まず、「bring」は古英語の「bringan」に由来し、「運ぶ」「持ってくる」という意味を持っています。この語はさらに、ゲルマン語系の言葉に遡り、共通祖先の「*brengan」に由来しています。元々は物理的な動作を表す言葉であり、何かを他の場所に移動させることを意味していました。
次に、「up」は古英語の「upp」に由来し、「上へ」「高く」という意味があります。この語は、方向を示す前置詞として使われており、物事が上昇することや高まることを表現します。
「bring up」を組み合わせると、「持ってきて高める」というニュアンスが生まれます。具体的には、何かを話題に出すことや育てることを指します。例えば、子供を育てる際には、知識や価値観を「持ってくる」ことで彼らを成長させるという意味合いも含まれています。
このように、「bring up」は単なる物理的な動作から発展し、人間関係やコミュニケーションにおいて重要な役割を果たす言葉となったのです。現在では、話題を提起することや育成することなど、多様な文脈で使われています。
旅先で使える例文集
As the sun dipped below the horizon, the wizard decided to bring up the ancient prophecy.
夕日が地平線の向こうに沈むと、魔法使いは古の予言を持ち出すことにした。
In the midst of battle, the knight shouted to his comrades to bring up the rear guard.
戦闘の真っただ中で、騎士は仲間たちに後衛を持ち上げるよう叫んだ。
While resting by the campfire, she decided to bring up the stories of past adventures.
キャンプファイヤーのそばで休んでいると、彼女は過去の冒険の物語を語り始めることにした。
The merchant was quick to bring up the golden amulet’s magical properties during negotiations.
商人は交渉中に、黄金のアミュレットの魔法の特性をさっと持ち出した。
As they crossed the enchanted forest, the ranger decided to bring up the local legends.
魔法の森を渡ると、レンジャーは地元の伝説を思い出して語り出すことにした。
ライバルと差がつく例文集
I always bring up my gut feeling about things because it’s what makes me unique.
直感についてはいつも話す。だってそれが僕を特別にしているからね。
Whenever someone asks about my dietary choices, I bring up vegan cheese as a lifestyle.
誰かが僕の食事の選択について聞くたび、ヴィーガンチーズのことを話すことにしている。それがライフスタイルだから。
I tend to bring up leveraging my network during discussions to showcase my connections.
話し合いの時、ついレバレッジについて話を持ち出してしまう。自分の繋がりをアピールするためにね。
I might bring up my cleansing routine to highlight my dedication to self-care.
自分のクレンズルーティンについて話を持ち出して、自分のセルフケアへのこだわりを強調するかも。
During casual chats, I often bring up my experiences at TED talks as a way to impress others.
カジュアルな会話の中で、TEDトークの経験を持ち出して周囲を感心させようとすることが多い。
会話
🤖 Have you ever felt like the AI core is trying to bring up more than just calculations lately? 最近、AIコアが単なる計算以上のことを持ち出そうとしていると感じたことはない? 👨 Oh, you mean when it started suggesting ways to improve our coffee breaks? ああ、コーヒーブレイクの改善方法を提案し始めた時のこと? 🤖 Exactly! And now it’s debating ethical dilemmas with the vending machine. まさに!今では自販機と倫理的なジレンマについて議論してるんだ。 👨 Well, at least it's keeping itself busy. Next thing you know, it'll bring up unionizing. まあ、自分で忙しくしてるならいいかもね。次は組合結成の話でも持ち出すんじゃない?